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Main d’Or / 村田英治は、世界で最も高く評価されているビスポーク職人の一人で、今春の靴作りの世界選手権で3位に入賞したことでも証明されています。今週は伊勢丹で開催される靴のビッグイベントで東京に来ており、それに合わせて村田英治氏の新作を手に取り、ここに展示している。

村田英治は、Main d’Or, ブランド、MAIN DIRECTIONは東京中心から西の松戸で工房とショールームを開いています。いつものように、通訳として日本のスタイルブロガーの山下大輔さんにご同行いただきました。今回オーダーした靴は、クラシックなプレーン・キャップトゥのオックスフォードで、素晴らしいダークブラウンのヴィンテージ・フロイデンベルグ・レザーを使用しています。ベビーカーフを彷彿とさせるような、非常に緻密な毛穴を持つ革ですが、それほど薄くなく、繊細な革です。この革は、写真で見ることができるように、非常に光沢が出やすく、靴の動く部分には薄いワックスが数層あるだけですが、そこもよく光沢が出ます。

この靴は非常によくできていて、仕上げのレベルも驚くほど高いです。靴の世界では、おそらく最も完璧に近いと思います。ウエストはフィドルバック、ソールはブラウンの「ピアノラッカー」仕上げ、ソールのステッチは14スパイです。最初の一足と比べ、フィット感を少し調整し、つま先の高さを少し下げました。この靴はとてもフィット感があり、次のペアではいくつかの小さな点を改善する予定です。

村田英治は、靴のパターン、ラスト、甲締め、底付け、仕上げのすべてを自分で行い、すべてのパーツでレベルが高いのが印象的だ。そのため、年間15〜20足しか生産しない。フィッティングシューズ2足分を含め、現在、新規の顧客は3年待ちだが、現在は新規の注文は受け付けていない。村田英治さんについては、こちらのレポートこちらのバイヤーズガイドで詳しくご紹介しています。

さて、ここからは写真で靴をクローズアップして見ていきます。