写真 - シロナメシレザー

靴作りの元世界チャンピオン、オルマシューメーカーの嶋本渉が作ったこの美しいチェルシーブーツは、塩と菜種油だけを使った1,000年以上の歴史を持つなめし技法で作られた、シロナメシと呼ばれる非常に特別な日本の革で作られています。

 

姫路は日本のなめしの発祥地で、イタリアのサンタクローチェに相当するものです。いつものように、なめし産業を可能にするのに適した川があり、姫路ではそれが市川です。市川は特別な水質を持っていると言われており、シロナメシなめし法の開発を可能にしました。これは塩と菜種油だけを使った非常に時間のかかるプロセスですが、美しいクリーム色の耐久性のある革になります。少なくとも、この方法を使用することができたのはここだけです。

平安時代(794~1185年)に開発され、長い間大変人気がありました。その後、ヨーロッパから新しい植物タンニンなめしの技術が伝わり、クロムなめしの登場とともに完全に姿を消しました。幸いなことに、シロナメシは2000年代初頭に再び復活し、現在では再び市場で入手可能で、主にオルマシューメーカーを含む一部の日本の職人によって使用されています。