一週間前、「伊勢丹シューズ・エキスポ2019」の第1回が開催されました。紳士靴のすべてが揃う、まさに靴の祭典です。私が担当した2つのセッション – トップトリオによる靴作りの世界選手権についてのトークと、靴磨きチャンピオンコンテスト – 以外にも、たくさんの展示やハプニングが開催されました。その概要は以下の通りです。
9月11日から16日にかけて、巨大デパート新宿の伊勢丹本館で「伊勢丹シューズエクスポ2019」が開催されました。広い展示スペースには、世界中のブランドがこのイベントのために作った新作の靴から、古いヴィンテージのビスポーク靴までが展示されています。フルハンドメイドのアートシューズや、足をデジタルスキャンして3Dプリントしたラストも展示されています。などなど。
初日にはトークセッションを行い、私と靴作り世界選手権のトップトリオ、ダニエル・ヴェガン、クリストフ・コルセー、村田英治が、コンテストとそれぞれの作品について語りました。多くの人が集まり、このコンテストがビスポーク靴作り全体と上位に入った参加者の両方に大きな影響を与えたことにスポットライトを当てた良いトークとなりました。
展示会場には様々なコーナーがあり、会場に入ると世界チャンピオンシューズが来場者を出迎えてくれました。それとは別に、私が会場で一番気に入ったのは、国内外のヴィンテージシューズが展示されている「シューズガレージ」でした。よくあるように、オーダーメイドの古い靴も見ることができますが、それ以上に興味深かったのは、RTWの古い靴がたくさん売られていたことです。確かに値段は高いのですが、素晴らしいものがありました。
もう一つ興味深いのは、シューズアートギャラリーというコーナーです。三澤規之氏の素晴らしい作品は以前シューゲイザーで紹介しましたが、ここではバナナヤマモト氏のドローイングや、Shoetreeのクリエイティブな植物の靴も見ることができました。 その隣には、異国の革だけを使ったShoes jungleの靴や、ウナギやウサギの革で作った靴など、様々な種類の靴を見ることができました。
また、国内外から約10社の靴磨き業者が出展し、様々なシューケア用品を購入することができました。 シューメーカー・ザ・ワンでは、足をスキャンし、3Dプリンタでプリントしたラストを見ることができ、グッドイヤーウェルトのクラシックシューズとこのラストで作られたスニーカーの両方を提供していました。
また、日本の2つの工場で生産され、日本のビスポーク職人がこのイベントのためにデザインした安価なブラックオックスフォードもクールでした。 クラシックシューズだけでなく、スニーカーブランドも多数出展し、ゴアテックスのブースもあるなど、文字通りメンズのすべてが揃うイベントでした。文字通り、会場には紳士靴のすべてが揃っていた。
9月14日(土)、ステージエリアでのメインハプニング、シューシャイニングチャンピオンオブチャンピオンが開催されました。このコンテストには、長谷川祐也(2017)、ジョン・チョン(2018)、杉村勇太(2019)の3人の世界チャンピオンと、招待選手の日本チャンピオン、石見剛、スウェーデンチャンピオン、マイケル・ホーカンソン(2018)、ロシアチャンピオン、アントン・ツィピン(2018)の4人が出場。約500人の大観衆の前で、3足の靴を15分ずつ磨くという、なかなか壮観なものだった。最初は黒のプレーン・キャップトゥ、次にコードバンのプレーントゥ・ダービー、最後に黒のグレイン・ブローグ。このプロフェッショナルにとっても、この短い時間とフルペアの靴はまさに挑戦でしたが、いくつかの印象的な結果を示すことができました。私は審査員の一人で、投票権は私たちが半分、観客やインスタグラムのフォロワーも投票でき、50パーセントを持っていました。最終的には、初代世界チャンピオンである日本のBrift Hの長谷川裕也がこのコンテストでも優勝しました。タイトな展開だったが、当然の優勝といえるだろう。この投稿でイベントのライブストリームをチェックしてください。
3年後にまた同じようなセットアップでこのコンテストを行う予定です。今から楽しみです。